Innovator / Derrick May
80年代後半にデトロイトというゴーストタウン化していたゲットーから世界に向けて発信されたテクノという音楽。その音楽の御三家と言われる中の一人Derrick Mayの日本企画のベスト盤が"Innovator / Derrick May"です。
第一世代の3人はニューウェイヴ、ジャーマンプログレ、ハウス等を融合してテクノという音楽を作り上げました。Derrick Mayはそんな中では一番Houseという物を積極的に取り入れていった一人だと思います。
WarehouseやMusic BoxでのChicagoのハウスミュージック体験をいろいろな所で語っていますが、そのハウスの融合がDetroit Technoの輝かしい序章だったのだと自分は思います。
個人的にはDerrick mayは大好きなクリエーターです。彼の先品を聞いて4打ちを積極的に聞き出したとも言えるのでその存在は大きい。それまではテクノにはテクノポップ以外には良いイメージが無かったからです。
まず彼らの音楽は機械で作り上げられているにもかかわらず"Soul"が存在しているように思えたんです。
クラフトワークなどの音楽でもそれはあるのですが、それ以上にDerrick Mayの音楽にはSoulが詰まっている。それはやはり彼のAfro Americanとしての血の様な物が音楽にしみ出ているのでしょう。
そんな"Soul"を持った機械の打ち込み音楽が一歩先に行ったのはその旋律の美しさでしょう。代表曲でもあるStrings Of Lifeはその筆頭に上がる物で何か理想郷の旋律とでもいうか美しい理想が見えるように思います。
今までの自分の音楽史の中で違うジャンルを聞き出した転機になったアーティストやアルバムなどはいくつかあります。The ClashのLondon Callingとかもその中の1枚なんですが、それと同じような感じでDerrick Mayの作品が存在しています。





