University of Pennsylvaniaの経営学部、Wharton Schoolの出版社から出ている本、"The Design Of Things To Come"の翻訳本が本書の「ヒット企業のデザイン戦略 / クレイグ・M・ボーゲル, ジョナサン・ケーガ, ピーター・ボートライト」です。
良質な物が安く手に入るようになっている製造業界においてどのように一歩抜きに出た商品を創造していくかなどが「デザイン」という部分と「イノベーション」という部分に焦点を置いて書いている本です。
そしてそれは「天才デザイナー」でなくてもちゃんとしたプロセスを踏んでいくと作り出せるという部分が好感が持てる部分です。
最近はiPod, Aron Chair, Aquosなどなどデザイン重視でかつ最高品質の商品が軒並みヒットしています。
その背景には確かな「デザイン」の存在があって、「デザイン」は見た目の美しさだけではなく技術を補充するような広い効果がある。
このデザインを生み出す為にしっかりとした「イノベーション」を生む組織体制と人とプロセスがあればそのようなヒット商品を生むことが可能と書いてあります。
この本を読んでいて自分が思ったのはGoogleの事です。
「誰もが成功に貢献するチャンスを持てる環境」や「イノベーションの創出ルートがうまく稼動するために経営資源を使う」などなど、ここに書かれていることが全てGoogleでは行なわれていることです。
その結果Googleはしっかりイノベーションを行っている魅力ある企業になっています。
「階層の特定」「顧客像のリサーチ」「機会の定義」「基準の定義」というような具体的なプロセスもしっかりとadnimaなどのマーケ理論が組み込まれていてこのプロセスを全体的に行なうと魅力ある製品が創造できるという部分がしっかりと書かれていて納得できました。
最後にこのようなプロセスをして創造できる人は「学識と世間を生き抜く知恵を兼ね備えた自分」らしく、このような人は右脳も左脳も使うことが出来るそうです。
これからは右脳も左脳もうまく使いこなせる必要があるということかもしれませんね。このポイントも大変興味深かったです。
あらためて何かを創造するときにどのようなことが必要でどうすればいいかが明確に理解できる本です。お勧め。





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