前作「銃・病原菌・鉄」でピュリッツァー賞を受賞したジャレド・ダイアモンドの本、「文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上) 」と「文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下) 」を読みました。
人類が起こした文明の崩壊を5つの要素(環境被害、気候変動、近隣の敵対集団、友好的な取引相手、環境問題に対する社会の対応)から読み解きそのメカニズムを解説した大作。
イースター島、マヤ、北米アナサジ、ノルウェー領グリーンランドなどの過去の事例を分析してそれから現在の文明として崩壊しうるところを読み解いていくところはとても興味深い。
上巻か過去に起こった崩壊を紹介してそれぞれの文明崩壊のパターンを分析して解説しているそして下巻は現代の問題点を過去の崩壊の例を使いながら解説しています。
特にショッキングなのは人類は同じ過ちを繰り返していること。再びその文明崩壊へ向かっているところがあるところがあるということが分かり読んでいて恐ろしささえ感じる。
驚いた点はオーストラリアの環境の状況で、ショッキングで自己の利益を追求してしまった結果が見えてくる。
オーストラリアの点などはグリーンランドなどの事例からも考えられるがやはり自然を支配することは出来ないことに気が付く。
今年のオーストラリアの小麦農場の干害問題は起こるべくして起こったということにもつながる。
また政治的問題の抱えるところは環境の問題も抱えるところと一致するというところは面白くとかく独裁的な指導者の行動なども関わっている。
それらはかつてイースター島で起こった同様の問題からの崩壊と一致してその共通点に驚かされる。
今と昔の違いは情報の共有化の進化があり、これによって文明が経験してきた沢山の崩壊へつながる間違いの情報の共有が容易に行なえることが今後少しばかりの救いなのかとも考えた。
いろいろ考えることが出来るものすごいボリュームの本で、気づきもとても多い本でした。
ゴアの映画なんかでも環境破壊の問題が取り上げられていることもあり、又別の視点の環境破壊の問題を知る為の書としては最適な本ではないでしょうか。
もっともっと沢山のことを思ったんですがとりあえずこんな感じに。とにかくすごい情報量の本です。





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