Kraftwerkのキャリアの中で最も重要な通算4枚目のターニングポイント的アルバムが本作、"Autobahn / Kraftwerk"です。
電子音楽とポップが融合し、功を奏した出世作で世界的にヒットしたまさに出世作。
神秘的にシンセを使っていた他のジャーマンロックとは違い電子楽器として利用している所が新鮮でテクノという音楽を確立した所以でしょう。
当時のワーゲン一台分の値段をしたというミニムーグを導入してドラムマシーンとシーケンサーの反復リズムを中心に据えて作ったのが本作。
まさにそれは革命的な音楽でした。
1曲目のAutobahnではBeach BoysのFun, Fun, Funをまねたという"Wir fahr'n fahr'n fahr'n auf der Autobahn"というフレーズが印象的でまさにそこにも彼らが一貫して表現している"POP"(コピーのArt的な意味での)というものが隠されているのでしょう。
この曲は本格的なシンフォニックな曲で20分以上もある大作。ガラージから車で出発して高速道路をドライブという世界が視覚的快感を元に再現されています。
ここである乾いたメタリックなリズムと反復するビートというのをうまく利用しているのは前作からの進歩でありここでKraftwerkの音が確立したと言えるでしょう。
そうした意味でもとても重要な作品であるといえます。
アルバムの後半は前作の前衛的な面をふたたび再現していてそこにまだバンドとしてはポップ的な側面と自意識を確立できていないことがうかがえるのが面白いです。
また本作を最後にConrad PlankはKraftwerkを去ることになるのですがやはりこの音楽の確立には不可欠であり、ここまで作り上げたあとはもうある意味用がなくなったも同然だったのでしょう。
そしてここで二人は今まで長髪だったのをきれいに切り外見的にもテクノを表現していくわけですw。





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