Kraftwerkとしての3枚目が本作"Ralf and Florian / Kraftwerk"です。
前作までの前衛的/音響実験音楽の側面が強かった姿勢を抜け出しポップミュージックの姿勢を全面的に意識し始めた記念すべき作品。
全面的に出してきたドラムマシーンにより「ダンスミュージック」と言い切る先見性は素晴らしいものがありこれによりテクノが生まれて行ったといえる1枚。
ポップミュージックを導入していった姿勢が最も端的に表れているのがボコーダの導入でそれとメタリックなノイズとリズムボックスの融合が次のアルバム、Autobahnにもつながりテクノ形成へとつながっていきます。
前衛的とポップの繋ぐ過渡期のアルバムである意味この分岐点を通過したことによって今後テクノを形成していく。
アルバムジャケットはほほ笑む二人が並んで写っているジャケットでこれはパフォーマンスアートデュオのGilbert & Georgeの影響でアルバムのタイトルもこの二人の影響。
この"Gilbert & George"のような要素を音で展開しているというのに"POP"というものがキーワードとして隠れているようにもみえます。
音だけではなくその意識やアートワークにもたくさんの"POP"の影響が垣間見れてそこに今後大胆に取り込んでいくそのような要素が弾けだしているのがわかります。
これもある意味はマニア向けでTone Floatから本作までの4作品は今までKraftwerkとしては封印されている作品であり、Technoというイメージとは少し違うためこのように再発されていないのでしょう。





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