Brian Eno作品の中でも特に重要で後の音楽シーンに多大な影響を与えているシリーズの第一弾が本作、"Ambient 1 Music For Airports / Brian Eno"です。
Roxy Music脱退後Robert Frippや各ミュージシャンのプロデュースにドイツのClusterとの競演などからの影響を元にして暖めていたAmbientという概念を完成させたEnoの重要作品です。
それまでの音楽にはなかった「雰囲気としての音楽の利用」= "Ambient Music"はその後の音楽に多大な影響を与え今のTechnoや打ち込みの音楽につながっています。
西洋文化と西洋哲学に共通するタームとして「すべてのものには理由がある」というのがありいろいろな理由付けをすることによってその物事に意味を持たせる。
このAmbientという概念がこのアルバムで宣言するまでは"Ambience = Atomosphere or a surrounding influence"というのを音楽とは誰も思っていなかったわけです。
Enoがこのような空間に漂う雰囲気などを音楽として宣言したことによって音響というもののアイデンティティが確立して、これがジャンルや音楽として成り立ちました。
そんなBGMとは違うAmbient Musicの発見と宣言はEnoの金字塔とも言え、これが後の音楽に多大な影響を与えます。
ここでの雰囲気の音付けなんていうのは後の彼のプロデュースワークにも多々登場していて、U2なんかの作品でも音響的な処理が十分使われている作品です。
そんな大きな解釈ですがこのAmbientの発見というのはある意味今日の音楽にとって最重要な発見だったのかもしれません。
「光の色や雨の音が環境の一部であるように、音楽も周りの一部として聴く方法」がすべての出発点であり、このことの拡大解釈が今後音楽にとって重要なタームになっています。





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