Radioheadの記事を書かれている津田大介さんの本、「Content's Future ポストYouTube時代のクリエイティビティ / 小寺 信良, 津田 大介」です。
インターネット登場iTunes StoreやYouTubeの登場などで変革期のまっただ中と言えるコンテンツビジネスとその周りに関わる方々とのインタビュー集。
それぞれの分野の方々へ、小寺信良さんと津田大介さんがそれぞれに思うことを素直にぶつけてその内側を引き出そうとしている意欲作です。
コンテンツ周りのビジネスってのはいろいろ考えてみるとやはり本質というかコアに来る部分は大して変わらないのではないかなと思う今日この頃。
結局それぞれのクリエーターや制作者がいてその人たちのコンテンツをまとめてそれから利益を得るビジネスがだいたい支流です。
TVにしても結局ただで見れるけど広告を入れてそこからの二次収入モデルが収益を生んでいてクリエーターにお金が配られていたわけで。
土屋敏男さんが言っているように結局はパトロンシステムが必要でそれがテレビ局だったのです。
音楽もレコード会社がとりまとめて、それを売っての収益モデルなわけで。
結局どのコンテンツビジネスも大本的にまとめて売る(ある意味ネットのポータルサイト的なもんですw)物の存在があって成り立っている訳でありこれがこのビジネスの本質なのかな?とも思います。
今まではそれぞれの分野のとりまとめがそれぞれのコンテンツを売っていた訳ですがネットの出現によりその中央に存在していた部分の変化が起こっているように思えます。
結局ネットネットと言ってもそれらの元々まとめていたところがすり替わってきている事であり、そこに利便性なんかが絡んでユーザーが「より安く、より内容の良い」ものを欲してかわっていくのだと思います。
日本には「問屋」って言う流通システムのとりまとめが存在していたのですがここ数十年前の流通革命で「問屋」の存在価値が無くなって大手小売りの自社流通システムによりその余計にコストがかかってしまっていた「問屋」が徐々に減って行ってしまった。
いわばコンテンツビジネス界にもこの流通ビジネス界に起きたような事が起こりつつあるとも言えるのだと思います。
そこに今まではあまり問題ではなかった著作権などの「おまけ」的な事がネックとして絡まっていろいろ大きく問題になっているのがここ最近のコンテンツビジネスのお話で、それがマクロ的に見たときの状況だと思っています。
この本にはその業界のミクロ的な部分のいろいろな話が載っていてそれぞれの分野の意見や状況が細かくわかって面白いです。
いろいろな媒体は無くなったり変化していったりはするのでしょうがコンテンツの発信だけはいろいろな変化を起こしながら続けられるのでしょう。
ネットが絡んだから新しい何かという訳でもなくなんか元にある物はネットだろうがテレビや既存のメディアであろうが同じでビジネスの行動の一環なんだろうと思います。
ネットの登場によって、結局ユーザーが望む様に変化していってユーザーの権利や立場が以前よりも良い方向に向かうのであろうという期待があって、それはやはり「情報の解放」=ネットの革命的本質なのではないかな?なんても思ったりします。





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